葬儀と告別式は同時に進行するものだと誤認識されています。
特に、若い人たちは、あまりお葬式に参列するケースが少なく、こうした認識を持っているでしょう。
本来葬儀は、故人をこの世からあの世へと引き渡す儀式、告別式は遺族などの親しい関係以外の人たちが故人に別れを告げる儀式です。
このように、お葬式と一口にいっても、奥が深いものになっています。
例えば弔辞は、故人を偲び、冥福を祈る内容です。
特に親しくしていた人へ、遺族から願い出るもので、親友、上司などにお願いされますが、引き受けるのが礼儀です。
本来、巻紙に薄墨で文を書き、奉書紙に包むのが正解、ですが最近では、市販の弔辞用紙を使用するケースが増えています。
また、お葬式のくくりには、通夜が行われます。
近親者など、親しかった人たちが故人を偲ぶ儀式ですが、突然の訃報、仕事の都合もあり、昼間の告別式に参列できない人が通夜に出席するケースは多いようですが、遺族への心配り、失礼のない振る舞いは大切です。